QProom No.41【Commented by Kosuke Someya】

さて、ひとつ前の文章で僕は音楽を聴くことの創造的要素について話したわけだが、実は先月途中まで書いてボツにしていたQProomの原稿が前述の“自らの世界に音楽がアクセスし、そこにある景色、あるいは感情の一端の役割を担う音楽の聴き方”に該当しており、せっかくなので関連させて投稿しようと思う。
・・・・・〈12月15日QProom原稿〉ライヴやリリースがひと段落し、数か月ぶりにお気に入りの喫茶店でこうしてQProomを書いているわけだが、過去の自分のQProomを読み返しつつ、今の自分の行動を照らし合わせ、少々胸がくすぐったい思いをしている。それは僕がまさしく“いかにも”なボーイであるからだ。今日は快晴で12月にしては暖かく、お気に入りのシャツにネクタイ、帽子、コートを羽織るだけの恰好で、午前中から気持ちよく外出した。ちょうど今、お昼をまわったところ。小洒落た喫茶店で読書しつつ、気分転換にQProomを書いている。こんなときはボサノヴァが聴きたくなって、ジョアン・ジルベルトの“Bolinha de Papel”を流している。うわうわうわ。よくもまあここまで“いかにも”を揃えられたものだ。悪く言えば“いけすかないやつだな”とも思うが、そんな自分につい酔ってしまうソメヤは可愛いもんだとも思う。・・・・・
このときの僕は、晴れた日に着飾ってお出かけをし、“洒落た可愛いボーイ”の気分を創造するためにジョアン・ジルベルトを聴いているのだ。つまり、彼がBolinha de Pedalを作ったときの思いや、歌詞の内容等々には僕はまったく耳を傾けていないのである。

【収録曲】

1 Bolinha De Papel01:14
2 Samba De Minha Terra02:18
3 Saudade Da Bahia02:13
4 Barquinho02:26
5 A Primeira Vez01:48
6 Amor Em Paz02:16
7 Voce E Eu02:25
8 Insensatez02:20
9 Trenzinho (Trem De Ferro)01:43
10 Presente De Natal01:49
11 Coisa Mais Linda02:45
12 Este Seu Olhar0:31

The End Of Comedy
-Drugdealer
-2016